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2018年度副将 篠原彰太より皆様へご挨拶

更新日:2020年8月6日


法政フットボールを応援してくださる全ての方々へ

まずは今シーズン暖かい声援ありがとうございました。皆様の声援のおかげで最高のシーズンを送ることができました。観客席から聞こえてくるウォーという地鳴りのような声が、選手にいつも以上のプレーを引き立たせてくれたと思います。

私は秋シーズンが始まる前、「勝たなくてもいいかな」と思いました。突然このようなことを言うと疑問に思うかもしれません。しかしフットボール先生に学ぶ生徒としてフットボールに向き合うことでこのような考えに至りました。

ある日、ヨハンクライフというサッカー選手の存在を知りました。クライフは「無様に勝つくらいなら、美しく散ったほうがいい」という言葉を残していました。

初めてこの言葉を聞いた時、「結果より過程にこだわろうとするなんてきれいごとだ」と思いました。

しかし、ソーシャルメディアなどで私たちと同い年であるアメリカの大学生の試合を見てみると、勝とうが負けようが10万人も入るスタジアムがパンパンになっている姿が目に映りました。

一方で私たちはどうか

観客席を見てみると、4000人弱入るスタジアムを埋められることはほとんどありません。最終節のホームカミングデーでは沢山の応援をいただけましたが、残念ながら約3万人入る横浜スタジアムを満員にすることはできませんでした。

負けても10万人に応援されるチーム

これほどまでに魅力的なチームがあるのかと思いました。

そのことに気づいた時、「そもそもなんで勝つことにこだわっているんだろう」という疑問が湧いてきました。同い年のアメリカ人の1/20も埋められないスタジアムで勝った負けたで一喜一憂していることに何の価値があるんだろうと思いました。

「私たちは何のためにフットボールをやっているんだろう」ということを考えた結果、法政フットボールの哲学や目的にたどり着きました。

自由と進歩のフットボールを体現すること 世界基準のフィジカル・ファンダメンタルであること 安全であること 感謝すること

勝利というのはあくまで結果です。

それよりも私たち法政フットボールがしようとしていることは

応援していただける方がワクワクしてまた見に行きたくなるようなプレーをすること そのカルチャーを作ること そして日本一のチームを作ること

だと思います。

私たちがやろうとしていることは相手を打ち負かすことじゃない。法政フットボールの美しい文化を作っていくことなんだと思いました。

法政フットボールはこれからも進化し続けます。

だって自由と進歩ですから!

副将 LB #40 篠原彰太



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